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Foreign eXchange

スプレッド / FX取引の基礎知識

FXにおける取引コストのひとつです。FX取引で利用される場合、為替レートは「売値」と「買値」の二本値で表示されています(2wayプライス)。この売値と買値の差額がスプレッドとなります。1ドル100円10銭~20銭で取引されている場合、ドルを買う場合、100円20銭で買い、売る場合は100円10銭で売ることになり、この差である10銭がスプレッドコストとなります。

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スプレッドのしくみ

スプレッドとは、買値と売値の差のことです。通常外為取引においては「アクスレート」と「ビッドレート」という二つの為替レートが取引業者より提示されています。

アスクレートとは売値という意味ですが、これは取引する金融機関側から見た言葉で投資家サイドから見れば、「買うことができる為替レート」の水準をさします。一方、オファーレートは買値という意味ですが、同様に投資家サイドから見れば「売ることができる為替レート」の水準を差します。

たとえば、為替レートが1ドル100円15銭~20銭といわれる場合は、100円15銭がオファーレート(売る時の値段)、100円20銭がアスクレート(買う時の値段)となります。これらは常に両方の値段が提示されていますので、このオファーレートとアスクレートの差の5銭がスプレッドとなり、金融取引業者の手数料となります。

なお、スプレッドは取引手数料と異なり、金額は固定されていないのが通常です。取引量が少ない時間帯ほど、また急激に相場が動いているときほどスプレッドは広くなります(アスクレートとビッドレートの差が大きくなります)。

 

取引手数料とスプレッドをわける理由

FX取引においては、手数料とスプレッドが分けられています。これはなぜ一本化されないのでしょうか?

FX取引業者は、顧客の投資家から寄せられた注文をそのまま受け付けますが、業者がそのままにしておくと投資家のリスク逆のリスクを負ってしまいます(投資家が儲かれば損、投資家が損をすれば儲け)。この状態だとFX取引業者自体が多くのリスクにさらされます。そこで、通常FX取引業者は顧客から注文を受けたら、その注文と同じ注文を大手の金融機関に対して行うのです。こうすることで、FX取引業者はリスクヘッジするのです。これを「カバー取引」と呼びます。
このカバー取引を行う場合、FX取引業者も当然、金融機関と取引をして、スプレッドコストを支払うことになります。このスプレッドコストも流動的ですので、その分を顧客の投資家に転嫁する必要があるのです。

なお、最近では、多くのFX取引業者は「取引手数料」を無料としているところがほとんどです。ですから、FX取引にかかる取引コストといえば、この「スプレッド」を指します。

 

スプレッドの原則固定という表現について

スプレッドの幅は状況によっては拡大することもある」ということを知っておく必要があります。
最近の大手FX業者は軒並み1銭未満のスプレッドでのFXサービスを提供していますが、為替レートが大きく動くような状況かではこのスプレッドも拡大しがちとなります。

多くの業者「原則○銭固定」と「原則」と書いているのはこうした例外も存在することを示しているわけです。
一般的には、経済指標の発表時のように為替レートが乱高下するようなタイミングでは、スプレッドが広がりやすい傾向があります。

 

なお、当サイトではFX取引業者の取引コストとして「手数料」+「スプレッド」により正味のFX取引費用を算出して比較しています。スプレッド+手数料コストでFX業者を比較したい方は「取引コストの安いFX業者」のページをご参照ください。

 

 

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