1. 着工は基礎の掘削開始、単位は住戸

米国センサス局のSurvey of Constructionの定義では、建物の基礎などのために掘削を始めた段階を着工とします。集合住宅ではその段階で建物内の各住戸を数えます。

仮定で20戸の集合住宅1棟が着工した場合、単位が住戸なら20戸です。『20件』を20棟と読み替えません。総数と一戸建て・集合住宅の内訳も分けて読みます。

2. 許可・着工・完成と、販売を別々に読む

建築許可、着工、建設中、完成は異なる段階です。新築販売は契約等の段階で数えるため、完成後の販売だけではありません。

異なる月の総数を並べて、同じ住宅が一つずつ次の段階へ進んだと決めつけないでください。着工増から販売増・ドル高が必ず続くという売買ルールにはしません。

住宅のどの段階を読むか(同じ住宅を追った一組の数ではありません)
指標確認する段階記事
建築許可許可された住戸許可の定義
住宅着工基礎等の掘削開始このページ
新築販売契約・手付金の受入れ新築販売の定義
中古販売取引の完了中古販売の定義

3. 季節調整済み年率は、未来の予測ではない

季節調整済み年率(SAAR)は、季節調整した月次値を12倍した表示です。仮定で年率120万戸なら、12で割った10万戸は季節調整後の月次相当で、未調整の実際の当月戸数ではありません。

その年に必ず120万戸着工するという予測でもありません。月次、年率、年間合計、未調整値をそろえず比較しないようにします。

4. 発表資料を読む順序

  1. 対象月、公表日、速報・改訂の版を残す
  2. 住戸数、地域、住宅の種類をそろえる
  3. 季節調整と年率表示、比較期間を確認する
  4. 総数と内訳、過去月の改訂を読む

発表日時は公式予定へ戻って確認します。統計の推定値の差、ニュースの予想との差、FXの約定結果はそれぞれ別です。

5. 比較する条件と、前回値を記録する

「対象月/着工の定義/住戸数/一戸建て・集合住宅/地域/調整・年率/初報・改訂後/公表日」を残します。建築許可や販売と並べる場合は、同じ住宅の追跡データではなく別の集計であることも記録します。住戸・棟・件というニュースの単位を、原資料の単位へ戻して確認します。

確認した公式情報と関連ガイド

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