1. NZD/USDを円に換算して損益の単位をそろえる
NZD/USDの0.60USD/NZDは、1NZドル=0.60米ドルです。仮定でUSD/JPYが150円/USDなら、NZD/JPYは0.60×150=90円/NZDになります。
NZD/USDが0.62へ上がっても、USD/JPYが140へ下がれば円換算は86.8円/NZD。1,000NZDの買い建玉の値動きによる損益は(86.8−90)×1,000=−3,200円です。対米ドルでの上昇と円換算の利益は同じではありません。費用・スワップ・税金・約定の差は別です。
2. 豪ドルと比較するときは、同じ表示と時点を使う
AUD/NZDは1豪ドル当たりのNZドルです。仮定でAUD/USD=0.65USD/AUD、NZD/USD=0.60USD/NZDなら、AUD/NZD=0.65÷0.60=約1.0833NZD/AUDです。両方の対米ドル価格が0.67と0.62へ上がると、AUD/NZDは0.67÷0.62=約1.0806に下がります。対米ドルで両方が上がっても、豪ドルはNZドルに対して下がる例です。
『隣国だから同じ値動き』とは決めず、比較する通貨ペア、時点、期間をそろえます。実際の売買には売値・買値や費用もあるため、この計算だけで利益の出る裁定取引とは判断できません。公式の平均・参考レートも、業者の約定価格とは別です。
3. RBNZのOCRとFXスワップを分ける
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は物価の安定を目指して金融政策を運営します。金融政策委員会(MPC)が政策対応を決め、主要な手段にOfficial Cash Rate(OCR)を使います。判断の理由はMonetary Policy StatementsとMonetary Policy Reviewsで確認できます。
政策に関する金利のニュースを読んでも、その数値を個人の預金利率やFXの受取スワップへ載せ替えません。FXでは相手通貨、売買方向、商品ごとの受払条件を確認します。NZDがAUDより常に高金利、同じ受取額という比較にはできません。
円で使う予定のお金なら、必要な時期に円へ戻せる金額も考えます。FX建玉は預金・外貨現金そのものではなく、円換算元本や一定価格を保証しません。希望価格で必ず決済できるとは考えず、数量と余裕資金、個別商品の約定・ロスカット条件を確認してください。
4. 受取スワップではなく、総損益と用途で見る
保有を検討する場合は、値動きの損益、受払スワップ、売買費用を合算し、受取額が変わる場合や為替が不利に動く場合も確認します。外貨で使う予定があるなら、現金・残高を実際に移せるサービスかを先に調べます。
スワップの比較条件、外貨の支払準備、損失と約定のリスクへ。通貨の説明だけで口座や売買を推奨するものではありません。
確認した公式情報と関連ガイド
通貨ガイドの索引 / クロスレートの計算 / スワップの仕組み / 総費用の比較 / 用途からFX商品を比較