1. AUD/USDとAUD/JPYは同じ値動きではない

AUD/USDの0.65USD/AUDは、1豪ドル=0.65米ドルという意味です。仮定でUSD/JPYが150円/USDなら、AUD/JPYは0.65×150=97.5円/AUDです。

AUD/USDが0.68へ上がっても、同時にUSD/JPYが140へ下がれば、円換算は0.68×140=95.2円/AUDになります。豪ドルは米ドルに対して上がっていても、円に対しては下がる例です。1,000AUDの買い建玉なら値動きの損益は(95.2−97.5)×1,000=−2,300円。費用・スワップ・税金は別です。実際には売値・買値、時刻、約定条件もそろえる必要があります。

2. 一つの資源価格ではなく、交易条件と需給を見る

豪州準備銀行(RBA)の教育資料は、交易条件を輸出価格と輸入価格の比率として説明し、豪ドルに関係する要素に金利差や投資家のリスク選好も挙げています。資源価格を見るときも、何を輸出・輸入し、どの期間の価格を比較しているかを確認します。

金価格だけとの固定的な相関や、資源価格が上がれば必ず豪ドル高になる売買ルールにはできません。輸入価格、相手国の状況、市場参加者の予想も異なります。相関を使う場合は、対象の通貨ペア、期間、頻度を明記して実測する必要があります。

3. RBAの政策金利をFXの受取利回りと混同しない

RBAのMonetary Policy Boardは翌日物資金の金利であるcash rateの目標を決めます。金融政策資料の決定日、物価・雇用の判断、先行きの条件を読み、豪ドルを永久に高金利の通貨として固定しません。

政策金利、銀行の預金利率、FXのスワップは別の数値です。FXでは相手通貨、売買方向、各商品の受払条件で結果が変わります。金利差の説明だけから利益や為替の方向は決まりません。

4. 豪ドルを使う予定と、相場に投資する目的を分ける

豪ドルで支払う予定があるなら、必要な金額と期日、外貨残高の出金・送金・受取方法を確認します。FX建玉を持つことは、豪ドル現金をそのまま支払いに使えることとは別です。

保有中の円換算損益、出金までの総費用、建玉ならロスカット条件も合わせて検討します。外貨の支払準備と通貨分散、外貨受取・両替サービスの比較へ。

確認した公式情報と関連ガイド

通貨ガイドの索引 / クロスレートの計算 / スワップの仕組み / 総費用の比較 / 用途からFX商品を比較